2008年に起きたリーマンショックは世界経済に大きな影響を与えました。あれから8年経過したわけですが、リーマンショックの傷が完全に癒えたという状況にはないようです。しかし、リーマンショック以降、何かが変わりつつあると思います。
そして世界はこれからどのように動いていくのでしょうか?誰もが気になることだと思います。その答えを知るために読んでおいてほしい本を紹介します。
それは、立教大学の山口義行教授を中心とした4人の経済学者がまとめた
バブル・リレー21世紀型世界恐慌をもたらしたもの [ 山口義行 ](岩波書店 2009年刊)です。
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本の内容を簡単に説明します。
アメリカの経常収支赤字と対外投資によって生み出された国債過剰資本(過剰ドル)、あり余ったマネーが1970年代後半以降、世界各地でバブルを演出し、そしてバブル崩壊ということを繰り返してきたということです。
そして、それが2008年のリーマンショックに繋がることになった。リーマンショックの原因分析などは、かなり詳しく書かれているので、興味がある方は、じっくり読んでほしいと思います。
山口教授達の分析によると、2008年のリーマンショック以降明らかに流れが変わってきたと言っています。それまでは、過剰マネーの量が拡大し続けていたのですが、リーマンショック以降は、縮小する流れに変わったというのです。
それが、これからの世界経済にどのような影響を与えるのかというのが、私が知りたいことだったですが、これから何をしなければならないという提言で終わっています。
ただ、これまでの世界経済を支えてきた仕組みが機能しなくなり、アメリカの終りが近づいていると考えているのは間違いないようです。
少し難しい内容の本ですが、興味がある方は、読んでみてください。
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バブル・リレー21世紀型世界恐慌をもたらしたもの [ 山口義行 ]
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